中国企業が独自CPUを発表しました。
以前の記事とは別の企業の製品で、この企業は以前はMIPSアーキテクチャベースのCPUを作成していたところなのですが、今回のCPUは自主開発した独自命令アーキテクチャとのことで、他国企業のライセンス無しに利用可能だそうです。
サーバー向けという事なのでOSはLinux系なんでしょうか。
この辺りは日本は残念ながら周回遅れな感じでしょうか…かつては日本にも独自アーキテクチャのCPUもマイコン分野に存在していた時期もありますが…
日立のSuperH(SEGA SATURNのSH-2が有名か)とかSONYのCELL(PlayStation 3)当たりですね。まぁCELLはIBMのPowerPCアーキテクチャベースですが…
当然ですが、CPUを作っても利用するためにはアプリケーションが必要で、アプリケーションを動かすためにはOSも必要です。新規の命令アーキテクチャセットを採用した場合、その命令セットで動作するようにOSやアプリケーションを修正する必要がありますので、とてつもなく大変です。
中国の場合はアメリカの半導体規制の件もあって、国内だけで調達出来るものを必要としているでしょうから政府の支援も厚いのかもしれません。