Intelの第13/14世代のハイエンドCPUで今問題が発生しているようです。
コードネームRaptor Lake系のCore i9/i7で動作が不安定になると言う話が今年の初めごろから出てきていたのですが、4月末にIntelからも公式声明が出されました。
※リンク先記事の日本語訳
内容を見ると原因はマザーボードメーカーのBIOSの電力設定がIntelの推奨値を大幅に超えているためにCPUが最悪破損する様で、暫定対処としてIntelから推奨するBIOS設定値が公開されましたが、これを適用すると最大6.2GHz動作が売りのCore i9-14900KSは最大が5.1GHz程度まで下がるそうです。当然性能もがた落ちです。15%~30%も落ちるようです。
ここ数年のIntelはAMDのRyzenに対抗するためにかなり無理をしていて、性能はともかく爆熱CPUと言われるほど発熱・消費電力が凄まじかったんですが、今回とうとう破綻してしまったという感じです。
尚、当初の声明ではIntelとしてはIntelの推奨を無視してマザーボードメーカーが勝手に値を盛った所為と言いたい様に読めたのですが、その後マザーボードメーカーに責任を転嫁しているわけではないと釈明がありました。
ともあれIntelは、2024年5月中に本不具合の状況および推奨するBIOS設定に関する正式な発表を行う予定とのことです。