パソコン雑学ひろば

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65W版Ryzen 7000

2023年1月13日よりTDPを65Wに抑えた省電力版のRyzen 7000シリーズが販売開始しました。

 

 

対象はRyzen 9 7900、Ryzen 7 7700、Ryzen 5 7600の3製品です。

Ryzen 7000シリーズはCPUアーキテクチャにZen 4を使用しており前世代のZen 3を使用していたRyzen 5000シリーズからは大体30%ほど性能が向上しています。

後はAPUではない、通常のCPUにも最低限画面表示ができる程度のGPUが内蔵されたことが特徴でしょうか。オフィスワーク程度の使用用途にビデオカードが不要になったのはPCメーカー的には歓迎できる要素だと思います。


性能向上は素晴らしいのですが、Ryzen 7000シリーズからは対応メモリ規格がDDR5になったり消費電力の増大に伴ってソケットがAM5に変更されたため、マザーボードもAM5対応のものが必要となるのですが、前述の要件に対応するための設計製造コスト増によりマザーボードの価格が非常に高騰しているのが問題です。

旧来のAM4マザーボードでは最上位のX570チップセットでも24,000円台から、最廉価のA520チップセットの製品では8,000円台から購入できますが、AM5マザーボードはミドルレンジのB650でも27,000円以上です。

私が使用しているMini ITXの製品は最低38,000円位になります…

もうじき最廉価のA620チップセット製品が登場するのでそこに期待…でしょうか。

DDR5メモリもDDR4メモリに比べれば高いのですが、だいぶ差は縮まってきたように思います。

 

 

上記は価格.comの売れ筋ランキングですが、65W版Ryzenは通常電力版に比べると絶対性能が低いにもかかわらず高いですね。ご祝儀価格でしょうか。

私はTDP65W教信者な為、Ryzen 7 2700X→Ryzen 7 3700→Ryzen 7 5700Xと更新してきたのでいずれはRyzen 7 7700を購入したいのですが、いつになることやら。

 

それにしてもRyzen 5000シリーズはだいぶ値下がりましたね。マザーボードやメモリも考慮すると今の買いはRyzen 5000シリーズかもしれません。

しかし…Ryzen 7 5700X安いですね…5月に4万出して買ったのは失敗だったかな…