まずはコンピューター関係で使用される最も基本的な単位について説明します。
bit(ビット)
bitとはコンピューターで使用する情報の最小単位で0もしくは1で表現されます。
電気をオンオフするスイッチみたいなものでしょうか。bitを一桁として複数の桁で表現したものを二進数として扱います。
普段私たちが使用している数字は10進数で扱われています。10進数とは0から1 2 3 ...と数えていき、9を越えて「10」になるときに桁がひとつ繰り上がって10になるものです。二進数の場合は「2」になるときに桁がくりあがって10になります。
例:
10進数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|---|
2進数 | 0 | 1 | 10 | 11 | 100 | 101 |
byte(バイト)
一般的に8bitを一塊としたものを1byteと呼びます。0~255の範囲の整数になります。
キロ・メガ・ギガ...
二進数で10桁(210=1024)毎に単位が変わります。
1024bit=1kbit(キロビット)、1024kbit=1Mbit(メガビット)、1024Mbit=1Gbit(ギガビット)となりその先はT(テラ)、P(ペタ)、E(エクサ)、Z(ゼタ)、Y(ヨタ)と続きます。
bps(ビット毎秒)
情報を通信等でやり取りする場合に使われる単位で、bit per secondの略となり1秒間に通過したビット数をしめします。
byte単位の場合もあり、そのときはBpsとBを大文字で表記します。
クロック周波数
コンピューターが演算を行う際の基準となる信号(メトロノームの様なもの)をクロック信号と呼び、1秒間に何回クロック信号を発振するかを表すのがクロック周波数となります。
クロック信号を毎秒1回発振するのが1Hz(ヘルツ)で、毎秒1000回を1kHz(キロヘルツ)、1000kHzは1MHz(メガヘルツ)、1000MHzは1GHz(ギガヘルツ)となります。